●ここまでのあらすじ
飛行機でローマ着>ホテルが共同部屋だった>ローマ市内を散策 >なぜかレトルトのパスタを食べる
ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世記念堂
その後、フォロ・ロマーノからも見えていて気になっていた建物へ。
超巨大で立派な建物ですね……
何やらものものしい雰囲気。
この時は建物の名前がよく分からず、家に帰ってネットで調べたところ「Monumento Nazionale a Vittorio Emanuele II(ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世記念堂)」というらしいです。
ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世とは、イタリアの初代国王だそうです。
巨大な階段を外側から上ると、ローマ市内が見渡せます。
内部には、戦争の時の資料などが展示されていました。
さらに「Roma del cielo(空のローマ)」という建物の最上部に行くエレベータもあって気になりましたが、有料だったので乗るのは止めておきました。
ローマの思い出
う〜む、そろそろ Roma も終わりだけど、最後に何かローマの思い出を作りたいなぁ。
パッケージツアーだと、最後にトレビの泉でコインを投げるところでしょうが、それだと普通すぎてつまらないなぁ。
さっきから熱いし、とりあえずジェラートでも食べようかとヴェネツィア広場の近くのジェラテリアに行ったのですが、なんだか普通のジェラテリアと雰囲気が違います。
普通はカップやコーンにシンプルなアイスを乗せて2〜5ユーロ位なのですが、この店はアイスの上に国旗や色とりどりの飾りが付いててとてもおしゃれです。
一体いくらするんだろう……
私「Posso mangiare il gelato?(ジェラートを食べたいのですが?)」
Cameriere「Sì, fuori o dentro?(OK、外で?店内で?)」
私「Fuori.(外で。)」
Cameriere「Prego.(どうぞ。)」
私はコーンアイスを気軽に買うつもりだったのですが、席に通されてしまいました。
Coperto(席料)取られるけど、まあちょうど休みたいと思ってたところだからいいか。
で、メニューを見ると、1番安いジェラートでも11ユーロするんだけど……観光地のど真ん中な上にデザインが凝ってるので、やっぱり高いなぁ。
席を立とうかどうしようか迷ったのですが、よく見ると1番大きくて豪華なジェラートでも18ユーロです。
よ〜し、ここはローマの思い出に、1番高いやつを頼んでみるか!!
私「Scusi! Super frutta gelato di Roma VIII, per favore!!(すみません、ローマ・スーパーフルーツ・ジェラート8世をお願いします!!)」
Cameriere「Si, va bene! Piatto o frutta?(OK! 皿とフルーツのどちらになさいますか?)」
ん?どういうこと?
とりあえずフルーツにしとくか……
私「La frutta, per favore.(フルーツでお願いします。)」
※ちなみに、ジェラートの名前は長すぎて覚えてないので適当です。
で、しばらく待っていたのですがなかなかジェラートが出てきません。
どうやら、子ども達やアメリカ人観光客らがジェラートコーナーの前に押しかけ、次々注文しているようです。
とても凝ったデザインのジェラートを、職人が1人でさばいているのですがとてもさばききれず、私の注文が後回しになっているようです。
しばらくして、中身をくり抜いたパイナップルの上に沢山のアイスを盛り始めました。
私の注文にようやく取りかかり始めたようです。
さっき、「皿かフルーツか」と聞かれたのはそういうことだったのか。
しかしここで、突然ジェラテリアのオーナーと思われる Signor がジェラート職人に対して怒り始めました。
私のジェラートが出来るのがあまりにも遅いことに腹を立てたのでしょうか……
職人はなにやら言い訳をしていますが、オーナーはものすごい大声で彼を怒鳴りつけています。
私は待たされても怒ってないから、彼を怒鳴らないであげて(>_<)
怒鳴られながらも、イケメンの彼はテキパキとジェラートを飾り付けていきます。 さすがプロです。
そして出来上がったのが……
おぉ、ゴ〜ジャ〜ス☆
ア〜ンド ビュ〜ティホ〜♪
私のジェラートが運ばれてきてからは、「HAHAHA!! BIG ICE!!」などと言って自分のジェラートを撮影していたアメリカ人や、さっきまではしゃいでいた子ども達が大人しくなり、一気に店内が静かになりました。
他のお客さんの視線が 超☆快感♪
いや〜そんなに見つめなくても(≧∇≦*)ゝ
お値段は18ユーロで普通のジェラートの10倍近い値段でしたが、個人的には大満足でした。
ちなみに、Coperto(席料)は取られませんでした。
(つづく)
