RSS

イタリア旅行記 14(quattordici)

●ここまでのあらすじ 

成田>Milano>Mantova>Venezia>Firenze 

 

Firenze

 

■7日目 空港へ

 

さて、そろそろ空港へ行こう。

ホテルの人に言われた「アウトスタツィオーネ・シータ」を探さなきゃ。

 

とりあえず、地図に書かれた「SITA」というバス停のマークの所に行ってみたのですが、バス停のようなものは見つかりませんでした。

近くをうろうろしても全然見つかりません。

どうしよう……

一瞬、このままイタリアに滞在し続けるのもいいかなと思ったのですが、お金もあまりないので今回は大人しく帰ろうと思い、あたりをうろうろしているとバスが目の前の古い建物の中に吸い込まれていくのが見えました。

 

一瞬何かの見間違いかと思ったのですが、よくよく見ると、その建物には

 

AUTO STAZIONE SITA

 

と書かれていました。

あったー!!!!!

ここが例の「アウトスタツィオーネ・シータ」か!

 

外から見ると歴史ある建物にしか見えないのですが、中に入ると普通のバスターミナルでした。

 

空港行きのバスは1時間に2本くらいしか出ていないようなので、しばらく時間をつぶしてからバスに乗り、空港に向かいました。

空港までは結構遠かった……30分以上はバスに乗っていた気がします。

 

空港は、結構広くて綺麗でした。

Milano の空港より良い感じ。

ここから Alitalia の国内線で Rima のフィウミチーノ空港に行き、そこで飛行機を JAL に乗り換え、成田空港に行きます。

 

しばらく時間をつぶしてからカウンターへ行くと、受付のSignora(イタリア人女性)が、今まで聞いたことのないようなものすごい早口で色々質問してきました(^^;

 

最初のいくつかは理解できたのですが、最後の質問が何言ってるのか全然理解できません。

辛うじて「Narita」という単語は聞き取れたのですが、何で Firenze から Roma へ行くのに「Narita」という地名が出てくるのか分からない……

 

ずっと考え込んで、そういえばイタリア語教室の人たちに「帰りはバゲージスルーにしたほうが良いよ」と言われたのを思い出しました。

空港でバゲージスルーを指定すると、途中で荷物を下ろさなくて済むとか。

ひょっとして……

 

 

私「バゲージスルー?」

Signora「Sì.」

 

ああ、やっぱそうだったか!

 

私「Baggage through, per favore!(バゲージスルーでお願いします!)」

 

というわけで、手続きは何とか終了。

手荷物を持ってゲートをくぐった瞬間

 

ビーーーッ!!

 

ごつい巨人警備員とスパルタ女教師みたいな風貌の女性警備員の2人がダッシュで駆けつけてきて荷物検査されました。

正直、かなり怖かったです(^^;

 

バッグを開けられ、女性警備員に

 

「これは持ち込んじゃダメよ」

 

とペットボトルを捨てられました。

 

私「Ah, mi scusi.(すみません)」

 

男性警備員は、Venezia のおみやげを見て

 

「Venezia に行ったの?」

 

と聞いてきました(^^;

 

その後、バッグの中を薬品を湿らせた布のようなものでふき取って検査し、特に麻薬等は検出されなかったようで(当然ですが……)

 

「OK.」

 

と言われ、ようやくゲートを通過することができました。

 

出発ロビーに行くと、飛行機を待っているのはイタリア人やユーロ圏の方と思われる方達ばかりでした。

国内線に日本人はいないと聞いていたのですが、本当にいない……

もし分からないことがあっても、日本語でサポートしてもらえることはなさそうです。

 

ちなみに、私が乗る予定の飛行機は Alitalia というイタリアの航空会社です。

 

電光掲示板の飛行機の出発時間は予定通りの時刻を指していた……はずなのですが、気がつくと30分遅れになっていました。

まあ30分くらいしょうがないと思い、30分間ロビーで待ち、再び電光掲示板を見ると……さらに30分遅れに(^^;

 

遅れた理由がイタリア語で表示されていたので、辞書で翻訳したところ「飛行機の遅れ」……ってそのままやん!

まあ、出発予定の飛行機がまだ来てないということか、あるいは整備が遅れているということか……

 

さらに30分待ち、ようやく飛行機が到着したので乗り込みました。

 

機内で分からないことがあって電子辞書で調べようとしたら、隣に座っているイタリア人のおばあさんに「機内で電子機器を使わないで」と怒られてしまいました。

そうか、電子辞書使えないんだ……どうしよう。

 

客室乗務員の男性に「お飲み物は?」と聞かれたので、

 

「L’acqua gassata, per favore.(Acqua gassata をお願いします)」

 

と頼みました。

 

イタリアに来る飛行機の中で、隣に座っていた荻野さんが「Acqua gassata は食べ物の消化を助けてくれるし、すごくおいしいのよ〜」と言っていましたが、私もイタリアにいる間にすっかりはまってしまいました。

 

 

■7日目 Aeroporto di Fiumicino(フィウミチーノ空港)

 

しばらくすると、Roma の空港に到着しました。

空港内の表示を見ていて気づいたのですが、Roma って英語では Rome って書くのですね。……なぜ?(^^;

 

空港に着くと、すでに成田行きの飛行機の出発時刻が迫っていたので、走って出発ロビーに向かいました。

 

出発ロビーに着くと、日本人だらけというか、日本人しかいない感じです。

ああ、とうとう日本に帰るんだなぁ……

 

飛行機を待っていると、行きの出発ロビーでもお会いしたご夫婦に会いました。

ご夫婦は初めてのイタリアで、パックツアーで参加したそうなのですが、ピサの斜塔に登ったり、最後の晩餐を見たりして、最後は Roma の三越でおみやげを買ったそうです(^^;

 

まあ、最初のイタリア旅行はこういうパックツアーが無難でしょうね。

私みたいに、初めての海外旅行で案内人もなく1人旅なんてかなり無茶だと思います。

 

今回は、偶然旅先で出会った荻野さんやダリア達が案内してくれたし、スリや強盗に会うこともなかったから良かったものの、本当に1人だったらどうなっていたことやら……

出会いって、本当に大切ですね。

 

 

■7日目 飛行機の中で

 

JAL の飛行機に乗り込むと、日本人 CA の方達が笑顔で出迎えてくれました。

うろ覚えですが、確か「お帰りなさいませ」と日本語で言われたかな。

イタリア人 CA の方にも、同じく「お帰りなさいませ」と日本語で話しかけられました。

そのとき、「ああ、もう日本へ帰るんだなぁ」と少しショックだったのを覚えています。

 

機内でのどが渇いたので、「Acqua Gassata(ガス入りミネラルウォーター)ありますか?」と聞いたら「すみません、ございません」と言われ、ああもうここはイタリアじゃないんだと改めて思いました(^^;

 

やがて、夜の Roma を静かに飛行機が飛び立ちました。

飛行機の小さな窓から、街の灯りが見えます。

そういえば、今回は Roma 旅行はしなかったな……

今度イタリアに来るときは、Roma にも行こうかな?

そんな事を思いながら、帰りの飛行機の中では疲れてぐっすり眠っていました。

 

イタリア旅行記 2008年版 完

※次回から、イタリア旅行記 2009年版を掲載します。

Rg
Category: イタリア